アイアン製花壇と深岩石アプローチ

カーポートから玄関に続く空間を造園させていただきました。

直線的な動線であるため、使いやすいよう深岩石を用いて真っ直ぐにアプローチを設えました。

 

 

 

アプローチ幅はおよそ90センチ。ゆったりと歩くには十分な広さです。

外壁との間は花壇スペースを設けたいというのが設計当初からの考えでしたが、幅40センチ未満、地盤の硬さ(造成地により深く砕石層)を鑑み、鉄板を用いて高さを出す手法をとりました。

薄くて強度がある鉄材は、このような場所でいい働きをしてくれます。

 

 

この鉄板には防腐処理などは施してありません。そのままの鉄です。

それ故、錆がのってきます。 赤錆です。

錆に関してマイナスなイメージを持たれる人が多いかと思われますが、施主様含め、私も錆が好きです。

映画監督、園芸家であるデレクジャーマンの庭を写真集で見ると 一コマに錆びた鉄のオブジェがあり青々とした植物が添えるように植えられていました。

朽ちていくものと成長している生命の対比が印象的でありました。

 

庭や建築の素材に関して、腐りにくいものを求められることが一般かと思われますが、素材が朽ちようとする際に発する風合いや色彩はとても美しいものです。木材や竹材がわかりやすい例えですが鉄もそうであると感じています。

 

施工後まだ日が浅く、サビが全体にのっていないですが、その経過も今後アップできればと考えています。

 

植えた植物はアオダモ ジューンベリー ブルーベリー アナベル ヤブラン グラス類 ヒューケラ ギボウシ ハツユキカズラ などです。

大きくなるのに時間がかかり、なるべくコンパクトに管理できる種類を選択しています。

実のなる木を植えていますので、収穫し食べる楽しみも増えます。

まだ全体に線の細い印象ですが、根付いてボリュームが出てきた頃、雰囲気も高まってくることでしょう。

 

砂利、グリ石などの石材は大館産。

@秋田県 大館市

 

2020年追記 一年経過 

一年経過し、鉄にさびがのって来ました。

石 鉄 植物の重なり。対比する素材の美しさ。

木材も鉄も、何も塗らない無垢が一番美しいのかもしれません。

植物に関しても、全体的にボリュームが増し、アナベルなどもよく咲いています。

奥行き40センチあれば、これくらいの緑のボリュームが出せます。