今朝は好天の中、家の向かいの七座山へ行ってきました。
落葉樹林の林床には次々と春植物が花を咲かせています。
キクザキイチゲ
皆太陽の方を向いています。
カタクリ
七座山の道沿いであまりみかけない群生。
ネコノメソウ
毎年同じ場所で咲く株。
これらの植物は他とは変わった生活史をもっています。
春早くの落葉樹林の温かい日差しの下、十分な光合成をして養分を根に蓄え、5~6月以降他の草本や落葉樹の林冠の萌芽で光が覆い尽くされる頃に地上部を枯らします。
春の一時にしか姿を見せない様子を、スプリングエフェメラルと呼ばれているそうです。(エフェメラル=短命な)
同じ場所において、季節での棲み分けをするのも、種を繋いでいく知恵なのですね^^
ちなみにカタクリは同じ根系で数十年の寿命を持つそうです。
年輪を持たない草本植物でも意外と寿命が長いのですね。
これからも他の春植物が次々と咲いていきます。