七座山(ななくらやま) は二ツ井町の、植生豊かな山です。
毎朝眺めながら出勤をし、年に何回も訪ねる場所です。
七座山の、登山道が整備されている側は針葉樹と広葉樹が混ざる、針広混交林です。
ここでは、イタヤカエデ、トチ、ブナ等の広葉樹に比べ、針葉樹である杉の樹齢の方が古いです。
かつては、杉主体の山だったのでしょうか。 というのも、成熟した広葉樹林内に発芽し、山の樹冠にまで到達することは、陽樹の性質の強い杉では困難です。
ウィキペディアでも調べてみると、1774,1785年に杉1200本余り伐採の記録が残っているとのことです。その後、伐採が禁止され現在まで保全されてきました。
現在七座山にある杉の間隔は、伐採や間伐の名残なのでしょうか。そこに広葉樹が入り込み、今ある混交林をつくったのかと想像できます。
秋の夜長に思いを巡らせています。
七座山では、色づきがとてもきれいになっています。 近々また写真を撮りに出かけたいと思います。
へば