gardening研究会 シンポジウム

武部正俊氏http://blog.livedoor.jp/omtakebe/主宰のgardening研究会、新春シンポジウムに参加するため、大阪へ行ってきました。

30年ほどの歴史があり、毎月定例会を開催してきたと言います。ものすごい蓄積だと思います。 主にsnsでその存在を知って、ずっと気になっていました。 今回、誰でも参加できるシンポジウムとのことで、迷わず問い合わせをした次第です。

「発表者」として数名、写真をスライドで見ながら、近況や仕事の内容などを説明していきます。

発表者は5名、感じたことなど、少しだけ書きたいと思います。

武部正俊氏+建築士の方   →自らの考察を交えての話はとても面白かった。庭の歴史を読み解き、原初の庭を探し求める。 磐座、祭祀の場、人はなぜ庭をつくるのかというテーマを考え、現代の庭に結びついて行く。

歴史を辿る話のほか、壁面緑化もとても魅力的でした。

荻野寿也景観設計 荻野寿也氏http://www.o-g-m.co.jp/index.html

建築の雑誌などで見ていたし、一昨年出した本も読んでいました。

建築が大好きで、建築家への提案もされているとのこと。作る庭の構成や空間の作り方が印象的で、建物をより引き立たせている感じ。  今後秋田県での作庭もあるようなので、どのような庭になるのか興味あり。


greenspace 辰巳耕造氏http://www.green-space1991.com/index.html

10年ほど前に東京で行われた土塀講習会で初めて会って、それ以来の再会でした。同世代というわけではなく、少し上の世代の方ですが、ファッションやサブカルチャーにも敏感で、つくる庭もおしゃれな雰囲気です。 冒頭でのシェアする精神の話が印象的でした。

萬葉 北谷知之氏https://office-manyo.com

萬葉さんも土塀講習会で初めて会いました。 それからホームページやsnsでずっと見させていただいてました。優しい雰囲気で楽しみのある庭をつくられる方です。 発表では程よくサボるという旨の話。 こんつめて仕事ばかりしているのではなくて、休日以外の息抜きも必要で、むしろそうした息抜きの中にものづくりのヒントがある、という私の解釈。


11時〜18時まで濃密で刺激的であっという間な時間。それぞれ、技術やアイデアなど惜しみ無く情報を共有しよう、というスタンスでした。

辰巳さんの話でもあったように、知識や経験を蓄積するだけでなく、出力して行くことが大事なんだと考えさせられました。

発表者の話はもちろん、同世代の人たちとも多く話ができてすごく勉強になったし、刺激をもらい、意欲がより湧きました。

このシンポジウムで見聞きしたものをすぐに体現できるわけではありませんが、考えていることの答えへのきっかけになりそうな気がしてなりません。

発表者の方共通して、仕事以外の趣味やライフワーク、好きなことが、仕事の作風にさらに厚みを与えているのではと感じました。   本を読んだり、美しいものを見聞きしたり、時間が許すときは積極的でありたいです。

興奮冷めやらぬ今はとにかく、庭づくりがしたい!という気分です。



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