日吉神社の注連縄づくり

去年12月28日、中川原注連縄伝承会のメンバーとして、日吉神社の注連縄を奉納して来ました。

今までは中川原注連縄奉賛会として数年に一度の注連縄奉納を50年続けてきたのですが、高齢化に伴い5年前から奉納が途絶えていました。

そんな中能代の木能実屋さんである高濱遼平さんが若い世代に声をかけて、奉賛会メンバーから注連縄づくりを継承する機会が生み出されました。

若い世代が加わり、今後は伝承会として活動していくことになります。

藁綯いのように、人と人が繋がって行きます。 

 

 

 

12月11、18と中川原の作業場で藁の下拵えから始まり、材料調達と掛け替えを含め30人工の手作業を経て完成となりました。 

奉納式では祝詞もあげられ、無事に掛け替えを終えました。

一連の様子を下に載せておきます。

 

奉賛会のベテラン勢から手解きを受けている様子。グミ と呼ばれる注連縄の表面に巻きつける三つ編みの縄を100m分つくります。
初日、私は所用あり午後からの作業でした。下拵えと芯をつくり、一本はグミ巻まで進み、作業は真っ暗になるまで続きました。
広い作業場。6mを越す注連縄を作るにはこうした作業場が不可欠です。

 

 

神事にまつわることなので、左撚りです。

28日、注連縄を皆で積み込み、日吉神社に向けて出発。弊社トラックも出動させていただきました。

到着後、5年間かかっていた注連縄を外して行きます。下に降ろして、改めて見るととても丁寧につくられていました。

掛け替えの完了。

この瞬間の達成感ももちろんありますが、ベテランの方達と我々若い世代の繋がりがいいものだと感じています。

今回製作して、課題や改善点なども見えて来たので、回数を重ねて技術の向上に努めます。

コメントを残す