中庭の工事です。
解体前の住宅が建っていた所で、新築工事でも散々踏み固められた場所でもあり、ガチガチになっていました。
地表から30センチは固く酸欠した粘土層でそこから先は黒土、というちょっと変わった、初めて見る地層でした。過去の地盤改良が関係しているのかもしれません。
そのため水捌けは悪かったのですが、固い層をほぐしてやるとしみ込んでいきました。 これなら植栽に影響ありません。
植栽下に縦穴を掘り、竹を入れて、炭を詰めて排水改善としました。 微生物の棲家になって、細根を誘導する役割もあります。
縦穴の排水の他、中庭から基礎の下をくぐった排水パイプも通しています。住宅の施工の前段階から関わっているため、排水設備の提案もすることができました。 住宅を建てる際は、計画から造園屋が関わることができれば理想ですね。