解体現場

先日、秋田市で解体現場を見かけた

ここ確か蔵だったよなぁと思いつつ現場を見ると、良い感じの凝灰岩の切石がゴロゴロ横たわってて、産廃の車に積み込んでいる最中だった。

その現場の親方に話かけてみると、全部捨てるのだそうで、それは勿体無いとウチで引き取ることにし、急いで3トン車に乗り換える為に帰った。

築100年の蔵がすでに石以外跡形も無くて、材木や中に入ってた古い農機具なども全て廃棄したとのこと。実に惜しい話だけど、せめて石材が残っててよかった。

解体時の重機により、所々傷がついてしまったが、全然まだまだ使える。 100年間秋田の雪と寒風にさらされたにしては剥離や劣化が見られず、質の良い凝灰岩でした。湯沢でかつて採掘してた院内石ではと思ってます。4往復でようやく全て運び終えました。

山から新たに石を切り出す事も、技術の継承として大事だけど、こういう古いものに新たに命を吹き込む事も大事。

とにかく、ギリギリのタイミングで運良く巡り会えて、引き取ることができた。解体の親方も快く協力してくれたのも良かった。
産廃に出されたら、ただ砕かれて、ただ埋められてしまうところだったらしい。

これからつくる庭で、新たに活躍してもらいましょう

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