樹の幹元にこのようなおがくずがあった場合、それはテッポウムシの食害である可能性が高いです。
今日の現場は、広い敷地にブナやコナラなどの雑木が多くある、とても気持ちのよい空間です。 環境が良いということは昆虫などの生き物も多く生息しているのでしょうか。テッポウムシとはカミキリムシの幼虫のことを指します
穴は10〜20cm間隔で空いていて幹の髄のあたりで全てトンネルのようにつながっています。
テッポウムシ専用のスプレーが市販されているので、上からかけていきます。
スプレーを穴に入れ噴霧した数十分後、ムシたちは穴から出てきます。効果てき面です。
時に、こんなサイズの幼虫も出てきます。
これは羽化する前年の幼虫でしょうか。
かわいそうな気もしますが、放っておけば樹の木部は食べられ空洞化し、腐朽菌が入り早くに枯死あるいは倒木する恐れがあります。 庭の木は定期的に点検するといいでしょう。