水辺と木陰のある庭で、羽化したてのアゲハチョウが休んでいました。
調べてみるとジャコウアゲハという蝶でした。
アゲハといえばかんきつ類を食べるイメージでしたが、このジャコウアゲハは少し変わった特徴があります。
ウマノスズクサという毒草を幼虫の時に食べ、羽化してからも体に毒を溜め込むそうです。
体の赤は毒のサインで、天敵に襲われるのを防いでいます。
人が近くに寄っても優雅に飛んでいるのは、襲われにくいという気持ちの余裕なのでしょうか。
黒い羽と赤い色を模して、擬態している蝶や蛾もいるとのことです。
水辺や樹木があると生き物が集まってきます。
やってきた生き物たちを観察するのもなかなか面白いものです。