木陰と水辺のある庭です。
芽吹きから暫く経ち、寄せ植えしたヤマモミジにアブラムシが付くようになりました。
ビオトープとしての庭なので、農薬散布はできません。
農薬散布は虫を駆除するのに一番手っ取り早いように考えられていますが益虫や有用な微生物までも殺してしまうため、使用は慎重に考えた方がいいです。それよりは庭木を健康に育てること、土壌を豊かにすること、風通しを良くするなど時間をかけて庭の生物相を作っていき特定の種だけの異常発生を防ぐようにしていきましょう。 農薬はこれらの土壌と生物相の鎖を断ち切ってしまいます。
多少のアブラムシの発生であれば大勢に影響なしですが、かなり付いていてダマになっています。
指で潰すこともできますが、今回は天敵に仕事をしてもらうことにしました。
そこらのてんとう虫の幼虫を15匹ほど捕まえてきました。
肉食性でアブラムシだけを食べてくれます。
幹に伝わせて、仕事場まで行ってもらいます。
羽化して飛んでいくまでの間、アブラムシを食べ続けてくれます。
植栽してから1年です。3年を過ぎたあたりから根付き、樹勢が付いてきます。
健康な庭になるまでの間、害虫に対しては環境に優しい対策をしていきたいです。