春に植栽予定の敷地を、土壌改良してまいりました。
まずはスギナの根っこ取り。
結構な労力ですがこれは人力でやるしかありません。
バックホーで穴掘り。
土質はと言うとやや粘土質で水捌けは若干悪い程度。そこまで酷い環境ではありませんが、恒久的に持続させるために有機物を用いて改善させていくことになりました。
一層目。
弊社圃場の林床で十分に菌糸を蓄えた枝を敷き詰めます。簡単に折れてしまうくらい腐食が進んでおり、炭素率も低めですぐに土に還っていきます。
2層目
炭を枝の間に良く入れ込みます。
多孔質の炭で有用な微生物を蓄える層になります。
菌と根っこは仲良しで、大切な層になります。
3層目
バーク堆肥を隙間に入れます。
樹木の根にとって空気の空間は必要ですが、人が目視できるほどの大きな隙間は必要ありません。あくまで微小な空隙が連なる団粒構造を作り上げていくイメージで。
この3層の行程を3回繰り返し、最後に、出てきた土と黒土を混ぜ合わせ盛り土を作り上げます。
ひとまず完了。微生物と菌糸と植物が棲みつく環境です。
来春の植栽が楽しみですね〜。