先日、毎年お世話になっているお庭でブドウの伐採をしてきました。
依頼を受けた際は残す事をお勧めしましたが、ご自身で管理がしきれなくなり施主様の希望により伐採しました。
数十年(20〜30年くらい?)の立派な蔓、というよりは幹が長く取れました。
長年、甘い果実を楽しませてくれたブドウ。せめて形に残し、施主様にお届けしようと計画。
一昨日この話を、トークイベントでお会いしたAARER の小林さんにしたところ、旋盤の機械を貸してくださるとのことで早速工房へお伺いしました。
まずは適当な長さにカットし、旋盤の機械にセット。小林さんに教わりながら特殊な鑿を使い、削ってみました。
初めての旋盤加工。。自分の感覚で形を作っていく工程が実に楽しいです。
くびれを付けて花器にすることに。。
ということで、ひとまず形だけできました。
この後は乾燥させ、もう少し磨いて花を生ける穴にステンの器をはめて完成の予定です。
後は乾燥する段階で割れが生じるかどうか。色味の変化もたのしみですね。
そしてブドウを思わせるような樹皮を残して作るのも良さそうです。
まだ幹は残っているので空き時間で色々試してみることにします。
やむなく伐採する樹木も、加工し使う事ができればものがたりはもう少し繋がりますね。