木鋏を新調しました。
左の一回り大きなものがその新しい鋏。
以前テレビ番組で鋏鍛冶屋さんが映っており、ネット検索してみるとホームページ発見。ネットでも受注されていたため早速注文した次第でした。
まだ剪定シーズンでもないので、試し切りや縄を切ったりしかしていませんが、噛み合わせ良く、切れる感触です。
厚みもあり、極めて丈夫。一生壊れなさそうな鋏です。
ただ、重みが結構ありました。今まで使っていたもので220グラムほど。新しいものは350グラムと結構な増量になりました。一日中使う事もあるので、重さは重要なのです。
古い鋏は、16年前に京都旅行の折に金物店で買った鋏。今では蕨手も欠けてしまい、刃の先端も大分減ってきました。他人に使わせると、全く切れない鋏ですが、私はこの鋏の癖を理解しているので蕨手が欠けていようと噛み合わせ良く切れます。長年使っているので手に吸い付く様に馴染んでいます。
道具にこだわりがあるわけではなく、ホームセンターで売っている様な量産型の鋏でも枝をはさめられればOK。手打ちの良い鋏を使ったからって良い剪定をできるわけではないのは当たり前の話ですが、鍛冶職人を応援するという意味では鍛冶屋さんで打ってもらうのは意義のあることだと考えています。
この春からぼちぼち使って行こうかと。馴染むまでにしばらく時間がかかりそうです。 結局使いやすい古い方へ戻ってしまうかもしれません。