庭の土壌改良

今月から秋田市店舗の造園二期工事を進めています。まずは敷石の続きから。アプローチは木々のトンネルをくぐり抜け、店舗前は明るい敷石で空間を広くとっています。

ここは樹木を植える場所。水捌けがそこそこ悪く、さらに建築工事を経て締め固められたため表面に水が溜まっていました。改善なしではまず育たないでしょう。

一度耕し、植わる場所には縦穴を掘り竹筒と粗朶、木炭を充填します。

結構な量の木炭が入りました。 粗朶は自社の山で腐らせていたもの。 切ったばかりの生枝だと炭素量が高すぎるため、微生物による分解がある程度進んだものをつかいます。

深く地中への排水を促し、微生物を育てて樹木と土壌の健康を改善します。

造園のご依頼は、条件の良い土質とは限らず、水捌けがとても悪かったりもします。

条件の悪い場所だからこそ緑を育てる意義があり、私たち植木屋の腕の見せ所です。

飾りのような形だけの植栽はやりません。 未来につながっていくことのできる庭づくりを提案しています。

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