これから住まいを建てる敷地の、剪定と伐採です。
天候が落ち着いてきたとはいえ、積雪はまだまだ深く(80センチくらい)、まずはバックホーでの除雪から始めました。(2月末)
およそ30年前くらいに植えられたと見られる桜、松、メタセコイヤ、モミジ、ケヤキに加えて実生で育ったコナラ、クリなどがあり、かなりの期間放任されて大木になっていました。
施主さまの意向と私の提案を織り交ぜて、7割伐採し3割剪定し残すことにしました。
緑陰豊かな場所に住宅を建てることができればそれは理想なことで、なるべく既存樹は切らない方が良いように思えますが、長年管理をせずに成長した植栽は鬱蒼としてしまうことが多いので、この場合間引く必要があります。
一番背の高かったメタセコイヤ。 残したい木でしたが隣の敷地にほぼはみ出していたためやむなく伐採することにしました。 こういう大きくなる樹木の配置は将来像を考えて計画的に植栽しなくてはなりません。
植木屋は樹木を減らす仕事も時にはあります。 大きく育った樹木を伐採してしまうのは植木屋として心苦しいことですが、残す樹木や新たな植栽は長く在り続けられるよう最大限に生かしたいと思います。